自由の国 アメリカ

2014-10-02

 長女家族が、ハワイから里帰りするので成田空港へ迎えに行くと、花冷えするにも拘わらずクリストファー(婿)、クリスタル、ケイトリン(孫娘)の三人はTシャツ姿で入国ゲートに現れた。
「エッ寒くないの?」と聞くと、アメリカ人の平均体温は37度あるので寒くないという。
肉食文化で赤血球の数が多く、血液の比重が上がり体温が高いらしい。
ハワイの、エアコン設定温度が異常に低いことがやっと理解できた。
クリスタルとケイトリンも体温が高く、アメリカ人として英語で教育を受けているので一抹の寂しさを感じているが、生まれたときは蒙古斑があり「日本人だ」と嬉しくなったことを思い出す。
婿(クリストファー)が、蒙古斑を青いアザと勘違いして大騒ぎしたときは滑稽だった。
 日本人は、アメリカの自由の意味を理解していない人が少なくないかもしれない。
アメリカは、健康保険制度や車検もなく個人で保険会社と契約しなければならない、自己責任の国なのである。ちなみに、心臓や頭部手術は一億円かかるので、ハワイに行くときは医療保険に入るよう長女から強く要請される。
 また、保険会社の契約ランクによって指定病院が変わってくる。日本では消防署から救急車が出動するが、アメリカでは、病院から救急車が出動する。もちろん、有料で救急車料金10万円、診察料金10万円の請求がくるので保険に入っていない低所得層は要請することができない。
車検制度もなく自由だが、三回事故を起こすと保険額が高騰し二度と車に乗れなくなるから要注意。
 ハワイでの、私の愛車はマウンテンバイク。事故を起こすと保険金額が高くなるので長女は父親にも車を貸してくれない。住宅は盗難予防のため一階が車庫になっている。
ヘルメットをかぶり、ワイキキビーチやダイアモンドヘッドを庭のように颯爽しているが、時折、道に迷いセブンイレブンで道を尋ねると、ハワイ訛りの英語で説明されるので更に迷路に陥る。
高速道路の陸橋下と、ダウンタウンは危険なので近づいてはいけない。陸橋下には浮浪者が住んでおり、ダウンタウンは生活困窮者が多く子供たちは朝食を食べられないほど貧しく小学校が朝食を用意し食事が終わったら授業を開始する。
 アメリカより、日本の方が自由な気がする。健康保険、介護保険制度が充実しており、救急車の利用は無料だ。
アメリカの自由とは、自由の中に自己責任があり厳しさと怖さが潜んでいる。
 これから団塊の世代が高齢化する日本、介護保険制度も救急車もAED(自動体外式除細動器)も使わない方が賢明で、できるなら電気ショックの洗礼を受けることなく地域包括支援センターの指導を受けながら、更に健康寿命を伸ばしていきたいものである。

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