事業方針

これからの社会福祉施設は人を隔離収容する目的の場ではなく、ノーマライゼーションの理念にそって福祉サービスを必要とする人々にとってごく当たり前の選択肢の一つとしての「生活の場」として位置づけ、法の基本理念に基づき、社会福祉施設として個人の尊厳を守ることを第一に、福祉サービスを必要とする人には誰もが心身ともに健やかに能力に応じ自立した生活を営むことができるよう支援することを目的とします。
 今年度から、高齢者を在宅で支える地域包括支援センターを受託(予定)することになりますが、来年度、創設10周年を迎える社会福祉法人克信会は、今まで培ったノウハウを十分に活かして、地域と一体となったきめ細やかな介護サービスを提供できるよう、社会福祉施設の社会的役割を担い地域に貢献して行く所存です。
 また、在宅サービス(短期入所、通所サービス)と65歳以上の高齢者の相談業務、実態把握である在宅介護支援センター、地域の高齢者のケアーマネージメントを担当している居宅介護支援、認知症対応型共同介護グループホームのサービスの向上、更には特別養護老人ホームのスキルを充実させ、益々複雑多様化の一途をたどる生活課題に対応するために、柔軟な介護、福祉サービスの担い手として地域社会から信頼と協力が得られ、地域に欠かすことができない存在感のある社会福祉法人であり続けられるよう協力してまいります。

下記のとおり、年度の事業目標として12項目を掲げます。

  1. 介護と看護の連携強化
    ・介護部門:ケアワーカーに開放されている医療行為の知識と技術の早期修得
    ・看護部門:ケアワーカーへのOJT指導(仕事を通しての指導)
  2. 「ライフサポートシート」情報記入への看護部門、栄養部門、ケアマネージャーの係わりの強化(機能訓練を含む)
  3. 他の事業所と、比較してもはっきりわかるデイサービスの仕組み作りと安定的な顧客の確保
  4. 短期入所者の一人ひとりに相応しいケアプランに基づくケアの実践と安定的な顧客の確保(ケアマネとの連携)
  5. 他の事業所と異なった姿のグループホームの仕組み作り
  6. 弁天園の在宅サービス利用をより意識した居宅事業の展開(地域包括支援事業との連携)
  7. 早期安定的な運営を目指した地域包括事業の取り組み作り
  8. その人に相応しい看取りケアの実施
  9. 認知症の知識の習得と対応方法
  10. 10周年に向けた新体制の確立をめざす
  11. 戦略的なリクルート対策の推進
  12. 全職種、各自の次の資格取得へのチャレンジ

以上の年度目標を「目標管理制度」を機能させながら、職員個々の資質に相応しい課題に展開して、目標の達成に向かいます。

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