口腔機能向上の研究発表をしました!
今回私たちは、11月18日・25日に口腔機能向上についてグループで研究発表をしました。
口腔機能って?と疑問に思われる方もいらっしゃると思いますが、味わう・食べる・語らう・笑うなどの広い範囲の意味のことを言います。
高齢に伴い、その味わう・食べる・語らう・笑うがなかなか出来なくなってしまう事により、むせりや咳込み、様々な病気や誤飲を引き起こしてしまうことがあるのです。
特に多い、誤嚥性の肺炎や入れ歯の誤飲は口腔機能の低下だけでなく、唾液でも発症してしまうのです。
私たちは病気や誤飲を予防し、「おいしく食事していただきたい」と思い今回研究をしました。
発表では口腔ケアの重要性や病気との関係について、姿勢やトロミ剤、声かけ等に配慮し食事介助方法や嚥下体操を実際に行いました。 また、口腔ケアの物品の選択・ケアの方法(歯磨きなど)についても紹介しました。
そしてグループワークとして、2名の入居者様を選ばせて頂き、どのような病気に罹りやすいか、誤嚥・誤飲の危険性はないか、また予防法はどんなことがあるかチーム毎に検討し、発表しました。
結果、各チームとも口腔機能の低下がみられていると考え、誤飲・誤嚥の危険性や予防法について「潤す、嚥下体操をする、姿勢に注意する、スプーンを小さいものにする」等、様々なアプローチの方法を挙げました。
今回の発表では実際にケアを実践できず事例検討だけでしたが、2名の入居者様についてグループワークした内容・結果をユニットの職員に伝え、今後のケアに繋げていきたいと思います。
私たちは今回の研究発表で口腔機能の重要性を再認識しました。 今後も意識・知識を高め、おいしく食事ができるようケアをさせていただきたいと思います。
社会福祉法人 克信会
特別養護老人ホーム 金沢弁天園
介護職 鈴木 久美子