モスキード(蚊)

2014-08-12

 フィージー島から来日しているALT(英語教師)のニューマヤが、「日本人は蚊に刺されるとなぜ腫れるの?」と質問してきたので、「蚊に刺されれば誰でも腫れるでしょう」と答えたら、フィージー人にとって蚊は友達だという。嘘のような話だが、蚊に刺されても腫れないしカユミもないという。
私が、フィージー人の肌の強さに驚いていたら、ニューマヤは日本人の健康寿命に驚いていた。
日本人は、60歳を過ぎても仕事をしているし、週末には趣味を楽しんでいることが信じられないという。ちなみに、フィージィーの平均寿命は60歳。老々介護はあり得ない。 ニューマヤは、日本の健康の要因は水が綺麗なこと。水道水が飲めることに驚いていた。また、医療機関が充実しているし薬が安い。食料品は欲しいものは何でも手に入る。 さらに、治安がよく安心して暮らせる日本は素晴らしい国と言っていたが、日本で一つだけ許せないことは「ジトジト・ベタベタ」の梅雨だそうだ。 梅雨の季節に咲く、紫陽花の風情は外国人には理解できないだろう。特に、蚊に刺されても腫れないニューマヤには。
 日本人の健康寿命について更に聞いてみると、日本人は自己健康管理ができるのに対して、フィージー人は、自己健康管理する意識が全くなく毎日を刹那的に生きているため平均寿命が短くなるそうだ。 ハワイでも、子供を送迎している母親は大相撲の小錦のような体型が多く教室が狭く感じる。今を刹那的に生きるより、自己管理して健康寿命を少しでも延ばし楽しい人生を送りたいものである。
 環境で人は育つというが、蚊に刺されても腫れない肌は羨ましい。

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