「ユニットケア」について、講演会開催される!
平成21年6月19日(金)、23日(火)の2日間、金沢弁天園地域交流センターにて「ユニットケア」について、講演会が開催されました。
講師には社会福祉法人 愛生会 特別養護老人ホーム施設長 村上 和之(Murakami Kazuyuki)先生をお招きして、約2時間DVDを交えて講演会を開催致しました。
いま、それぞれのご利用者に相応しい個別ケアを目指し、家庭で暮らしていた生活パターンをそのまま施設での生活パターンとして、いつまでも安心してのんびりと“終の棲家”となるような施設運営を目指し、個別ケア実現に向け一つのツールとして「ユニットケア」を当施設では採用しております。
一方、先日、第2回ユニットフォーラムが都内で開催され、全国から1,300人が参加。初回の第1回は800人参加とのことで、いま如何に「ユニットケア」に関心が集まっているかが伺われます。そして、このフォーラムのサブタイトルが「楽しもう介護の仕事!!楽しもうユニットケア!!」で、いかにしてやりがいのある楽しい職場をつくるかに焦点が当てられたとのことです。
「やりがいのある楽しい職場」1日最低8時間労働していて一日の生活の1/3が職場ですので、ユニットケア方式を通して、「やりがいを持って楽しく働けば」ご利用者も職員もハッピーなことだと思います。
ユニットケアでは先進的な松籟荘の村上先生のお名前は全国区で知れ渡っております。
松籟荘ホームページの経営理念に「ナチュラリゼーション」という言葉がございました。
そしてその説明として、「その方にとって、そうする事が自然であり居心地の良いと感じられるような生活の場つくり、生活支援のあり方を目指す福祉理念を今後の経営理念として掲げ、一人ひとりの利用者がそれぞれの暮らしを営めるよう、各ユニットにて、複数の専属スタッフがアットホームな雰囲気の中、利用者にきちんと向き合い,寄り添い、そしてゆっくり、ゆったりと生活支援をして行く」 こう説明されております。
こうした生活を目指し、ユニットケアという方法を使い、実現へ向けて努力されておるのだと思います。
今回の講演会は私どもにとって非常に貴重な講演会だったと思います。 村上先生のお話を是非、職員全員に徹底し明日から更に、個別ケア実現に向け努力してゆきたいと思います。
平成21年6月23日
社会福祉法人 克信会
特別養護老人ホーム金沢弁天園
施設長 高橋 伸行