「脳梗塞」病態について、内部研修を開催しました!!
平成22年5月6日、20日の2日間にかけて、「脳梗塞」病態について約1時間の研修を開催しました。
当施設の利用者において、脳梗塞の方は少なくない状況です。疾患について理解をすることは、よりよいケアの提供にも繋がります。そこで、講師として、当施設に昨年より医療のアドバイザーとして御指導いただいている、上岡紀子様に講義をいただきました。
講義の内容をご紹介いたします。
閉塞性脳血管障害(脳梗塞)の種類は?
大きく、次の3つがあります。
■脳血栓症
■脳塞栓症
■一過性脳虚血発作(TIA)
脳に4~8分酸素がいかなくなると、その部分がつかさどる機能に障害がおきます。
特に、「脳血栓症」については、高血圧や糖尿病、高脂血症を基礎疾患にもつ高齢者に多いと言われているそうです。
どうやったらわかるの?
CTとMRIが主な方法として知られていると思いますが、MRIのほうが早期に診断することができるということです。なかなか分からないことでしたが、皆さん、ご存知でしたか?
ポイント
発症から治療開始までの時間がポイントとなります。その時間は「6時間」が目安です。リハビリテーションについては、できるだけ早期から開始することが大事になります。 生活の中では、水分と血圧の管理、薬の管理が大切です。また、水分を充分にとってから散歩などの運動をすることが望ましいとのことです。 皆さん、日頃からの管理が大切になりますので、気をつけましょう!!
講義の中で、事例についてもお話いただき、実際にその時に私たちはどのように対応すればよいか、また、麻痺症状の見分け方のポイント等も教えていただき、業務のなかですぐにでも取り入れていけるものでした。是非、今後のケアに取り入れて活かしていきたいと思います。
特別養護老人ホーム金沢弁天園
生活相談員 松下