ひやりハットを分析し事故を減らしていこう

2010-10-06

ひやりハットを分析し事故を減らしていこう 去る、10月5日と6日の2日間、水戸の茨城県総合福祉会館へ「リスクマネジメント」研修に参加してまいりました。

 どのような研修かと言えば、施設において、『介護事故』を最小に押さえ、大きな『事故』へつながらない為にどのように予防するのか、対策はどう立てたらよいのかの研修です。

 介護福祉施設内で起こる死亡事故の順位は、
1位 誤嚥
2位 転倒
と続き、死亡率は60~70%あると、かなり高い数字にはビックリしました。 
十分な注意力を持って業務に当たらなければならないとの講義に改めて緊張しました。

  では、大きな『事故』につながらないようにするために、危険かなと思ったことなどを[ヒヤリハット報告書]で出す事が重要になり、更にその報告をもとに分析しなければ意味がないとのことでした。

  分析には、何種類もの方法があるとの事でしたが、今回、私は当園での『事故』対策に役立てたいと思い、外部研修で推奨されたひやりハット分析方法の一つである[背景要因分析法]を、10月29日につたない講義とグループワークにて実施いたしました。

  この方法は、人的要因、環境的要因、設備的要因、管理的要因の4つに分けられおり、そこにご利用者様の疾患等の情報や、職員はどのような行動であったか、環境などを全て書き入れそこからより良い対策を導きだす方法です。
 グループワークでは、当初意見が出ず手法が理解できない様子がありましたが、徐々に職員の声が多く聞かれ理解できたように思えました。このような手法を繰り返す事で、習得できれば良いと思います。 また、「人に伝えるのは難しい事だなぁ」とも感じました。

  『事故』を最小に押さえ利用者様がより安全に過ごしていただけるよう、色々な技法を多く学び、今後のケアにいかしていきたいと思っております。

平成22年11月24日
社会福祉法人 克信会
特別養護老人ホーム 金沢弁天園
介護福祉士  菅原明香

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