お陰さまにて、入居者・利用者の負傷者はございませんでした
2011-04-23
3月11日14時46分震度6強、過去に経験したことのない、未曾有の巨大地震。当施設もギシギシと不気味な音と伴に、かなり長時間にわたり、激しく揺れました。
お陰様で、特養のご入居者、ショートステイ・通所サービスのご利用者に負傷される方はおられませんでした。また、施設、設備につきましても殆ど無傷の状態でした。
電気・ガス・水道のライフラインが切れた中、エレベーターも動かず2階、3階のご入居者は一階のデイサービスフロア、地域交流室フロアへ急遽移動していただき、電気、ガスに続いて、一番回復の遅かった21日夕刻の水道回復までの間、集団生活によるケアを余儀なくされました。
集団生活ケアが11日間続き、お風呂が使えなかった関係もあり、尿路感染症による発熱、かぜ症状による発熱者が日を追うごとに増えましたが、何とかこの困難を克服いたしました。
食事につきましては、委託会社であるハーベスト株式会社の懸命な食材確保とガスに代わって、薪による炊き出しで、毎食心のこもった暖かい食事の提供を受けまして、感謝している次第です。
今回の災害を教訓として、早急に災害対策を再検討致す所存でございます。
まだまだ、苦難の道が続いております北茨城地方、東北地方の皆様方には、本当に心が痛み、早期の回復を祈念している次第です。
取り急ぎ、震災の影響に就きまして、ご報告させていただきました。
2011.4.1
社会福祉法人 克信会
特別養護老人ホーム 金沢弁天園
施設長 髙橋 伸行